2011年11月3日木曜日

置き換えはムリ

演技法のひとつに
実際に自分の感情を動かす過去の経験に相手を置き換える方法がある
よく飼い犬が死んだ時のことを思い出したら自然と涙が出ました
とかいうアレ
やってみたけれど
私は全然ダメなんだよね
だって飼い犬が死んだ時と
じいちゃんが死んだ時じゃ
全然悲しみの深さが違うし
対象との関係によって
感じ方は千差万別
それを一緒くたに捉えてる時点でアウト
乱暴過ぎる
もちろん そのやり方で うまく機能して
いい仕事ができる人がいるだろうことは
決して否定しないし
手管の一つとして知っておいて損はない

だけど もったいないと思うんだ
目の前に死にそうなじいさんがいる
孫とじいさんの最後の別れだ
こんなシーン 人生の中で そう何度も
経験できることじゃない
こんなに感動的なシチュエーションを
俳優自身が味わわずに
飼い犬が死んだ時の追憶に置き換えちゃうなんて
もったいない
じつに もったいない

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