2010年6月10日木曜日

雷電

終わってすぐに旅行に行ったので
書くのを忘れていた
久しぶりに北浪先生の舞台

始まる前に簡単な説明があって
その最後に能の舞台での拍手のタイミングについてのお話があった
能はその余韻を味わう必要から拍手をしないし
カーテンコールもないのだと

ただ現代においては拍手をどうしてもしたいという観客の為に
少なくともシテ、ワキがはけきるあたりまでは待って
その後ぐらいに拍手をするのが今の一般的なマナーらしい
とても素敵だ

私が一番最初にいた「岸田事務所+楽天団」も多分寺山さんの「天井桟敷」も
カーテンコールはない いつの間にか舞台が終わる
お能から来ているのかも

一時期 このカーテンコールについてしばし考えていたことがある
どちらがいいとか悪いとかじゃなしに ただ好みの問題だろうと
そしてカーテンコールまでが作品だとそう思う
理生さんは衣装のまま客に面会することも嫌がった
私にはその考えが身体に染みついている
衣装は化粧を落とさないままで 観客に姿を表すのは嫌だ

能役者も衣装のままどころか 終わってから観客に挨拶に来たりさえしない
客に挨拶をするのは奥様の役割らしい
素敵だ

そうそう 本題の雷電 相変わらず北浪先生のシテは素敵
説明書きにもあった通り 雷神が内裏に見立てた1畳分ずつの高みを上へ下へと暴れる様や
石榴を口に吹くんでかっと吹きつけると炎に変わる あたりの表現
激しくて 派手で とても面白かった

鼓や太鼓 地謡も見ていて聞いていて惹き込まれる

前シテの菅原道真公も美少年の妖艶な面に息苦しくなるほどでした
雷電 思っていた以上に素敵な曲でした

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