2008年10月27日月曜日

『艶麗の猛き影花 “死の上に君臨せし猛き女王は…”』

■演  目:『艶麗の猛き影花 “死の上に君臨せし猛き女王は…”』(作・演出/岡田 圓)
    ※作品概要:ケルト神話に登場する半神半人の英雄クーフリンと取り巻く、死の国の女王スカァハとオイフェの神話を土台としたオリジナル戯曲。
■日  程:2009年4月9日(木)~12日(日)【全5ステージ】
■会  場:東京芸術劇場 小ホール1

早くも今月より稽古開始しています。
詳細はまた追ってお知らせいたします

アングラ女優

今朝目が覚めて
一番最初に頭に浮かんだこと
わたし、めっちゃアングラ出身なんですけど

昨日の帰りの電車で共演者に「ゆきさんは新劇出身なんですか?」と聞かれ
咄嗟に「なんでよっ!(-_-#)」と
拒否反応が出るあたり
アングラ病根強いなぁ。。。と自覚

アングラって基本新劇を否定したところから始まってるみたいですよね
でも私お芝居始めた頃
その辺の60年代の大人の事情とかよく知らなかったし
軽く劇団に洗脳されていたかもしれないし
ミュージカルはちょっと笑っちゃうなと思ってた程度だし
最近新劇も嫌いじゃないし
ミュージカル嫌いなくせに劇団四季はかなり好きだし
つまり最初からアンチ新劇なわけでは断じてないのです

で、今回の舞台は
やっぱりいわゆるアングラなんだと思う
前回の『快速船』もアングラだったらしいんだけど
全然違うジャンルだなと思う
例えたら宝塚と吉本新喜劇ぐらい違うょ



写真はあったかサポーター膝用
過酷な筋トレで
もはや左腿裏側が肉離れ寸前なので
太股用のサポーターがなかったので
膝用
身体の弱いアングラ女優って
何だかイケてないと思うから
これからは新劇女優の振りしてようと思ったけれど
台詞を喋るとすぐにアングラ出身がばれてしまう今日この頃
早く人間になりたい。。。

2008年10月16日木曜日

羅針盤

公演中に届いていたメルマガに
「地図と羅針盤を手に入れたら後は「行動あるのみ」です。
最高の幸せへの旅を開始して、
最短距離で手に入れてみて下さいね。」
と書いてありました。ふぉんふぉん

三年前に比べたらこんなわたしも
ちゃぁんと「幸せ」を望めるようになった気がします。
「お芝居やっていけますように」
あっ!( ̄0 ̄;快速船のラストもそんな歌だったっけ
「♪幸せに
なり~たい♪
そんな資格はないと~♪」
とリフレイン リフレイン

さてさて、羅針盤の話
ニコール・キッドマンの映画とじゃなくて

今回のお芝居はとても辛くて「もう2度とああいうお芝居には出たくない」
と固くかたくココロに誓ったそのすぐ後に
観に来たお客様から
「え~、幸ちゃんああいうドタバタなのめっちゃ似合ってたよ。素敵だった」
と言われて、あまり嬉しくない気がするし、複雑な気持ちだと話したら
Dr.は「それは観る人の勝手でしょう。やりたくなければやらなきゃいい。
あなたが尊敬している有名な俳優さんだって、ドタバタコメディに出てもうまくやれるでしょ?
いい俳優さんは、何でもぴったりくるようにやってみせることができるってことだよ」
と言われていい気分

その後WSの帰りにますみちゃんに同じことを話した
ま「どうしてドタバタ劇が嫌なの?私なんか憧れちゃうのに」
幸「笑われるのが嫌。ものすごく嫌。実は『つか芝居』でさえやるのに抵抗あるんだから、
 私シェイクスピアと岸田理生しかできないのかも。後ハイナー・ミュラーとか」
ま「そうか~つかでも嫌なのか!でも幸ちゃんはその『笑われる』ってことに何か強い引っ掛かりがあるみたいだね。それを乗り越えれば、また新しい世界が見えてくるかも」

。。。そ、それは、いたいところをつかれた。

いつものWSの長い帰り道
ますみちゃんと一緒に話す約1時間半はとても有意義で
自信のない不安だらけの私達がお互いを励まし合って
どうにかこうにか続けていく毎日

人生なんてわからないからね

ドタバタ劇の嫌いな私が
なぜ風煉の人たちと縁が切れないのか
これには何か深い深い理由があるのでしょう

そして渋さ知らズワークショップの初日説明会の日時をあっさり見落としたのにも
きっと何か深い深い理由があるのでしょう

今またちょっと過渡期で
花伝さんの本番の来春辺りには
またもう少しはっきりと行き先が見えてくるのかも

それはとても楽しみなこと

2008年10月14日火曜日

終わりました

長かった。。。
やっと終わった
小屋入りしてからは楽しい毎日で(特に炊き出しが良かった)
共演者やスタッフさんとも割と繋がっていられた気がする
打上げの時に誰かが言った「ああ、もっとみんなとゆっくり話したい」
本当だよね。終わってからもそれほど時間がなかったし
初めて集まることもあって
なんとなく疎遠だった気がするのが残念

さて、いろいろあって
とにかく苦しくて
腹が立ったり、諦めたり、それでも最後にはなんとか楽しむこともできた舞台でしたが
観に来てくれた方の感想から印象に残ったものを書き記しておく

女優たらちゃん「幸ちゃんは女優さんなんだよね。幸ちゃんだけ女優さんだった。変な小芝居しなくていいよ~」
※そうそう、無駄な小芝居がずっと気持ち悪かったので、こんな風に言ってもらえて嬉しかった。
早速翌日のマチネに小芝居を減らしてみたら、やっぱりダメが出た。うーむ。好みの問題なのだろ。
ダンサーSHIVAさん「幸は芝居うまくなったな。いや、本当にうまかったよ」
職人殿「幸は自分の言い出しを待たないし、台詞を棒読みにしないからいい」

小屋入りした頃から、山崎務さんの「俳優のノート」を読んでいます。
この本凄い。バイブルにしたいぐらい
ヘタな演劇メソッド本より全然役に立つ
役者さんはこれ読むべき

そして俳優業を40年もやっている山崎さんでさえ
「稽古に入ると役者はボロボロになる。台本を渡された今が一番幸せな希望の時」と書いている
そうなんだ、芝居ってそういうものなんだ

山崎務さんみたいな役者さんになりたいと思った
大好きな緒形拳さんが亡くなった
峰岸徹さんも好きだった

2008年10月4日土曜日

もうすぐ終わる

もうすぐ
終わってしまう

私はこんなにも勝手に辛い思いをして
何を学んだだろうか
誠心誠意きちんと状況に向き合うことができただろうか

多分きちんとできてはいないだろう
それでも今の私にはこれが精一杯で
しかもこんな風にほんの少し投げやりだったり
いい加減だったりすることをやってみることができただけでも
自分をほめていいんだと思う

誰かに非難されても
私は最後まで私の味方でいたいし
いつかこれが正解だったと思える日が来ればいい

お芝居を始めたばかりの頃
劇団がオーストラリア公演する時に
私は新人のくせにひどいわがままを言った
「劇団員になる前にダブルキャストだったのに
劇団員になった今またダブルキャストなんて絶対に嫌だ。それなら行かない」
私は甘やかされてそれでも連れて行ってもらえた

でも結局はそのわがままのおかげで
メインキャストの一人が事故に遭った時に代役をやらせてもらうことができた
私はそのわがままは間違ってはいなかったと思う
周りを困らせはしたと思うけれど それでも間違ってはいなかった
劇団の暗黙の「年功序列」には大反対だったし
なぁなぁで「みんな仲良くお芝居しましょう」みたいなのも嫌いだったから

私は今そのぐらい主張できるわがままを言っているか?

「演出家は怒鳴ってなんぼ」みたいな芝居作りはもう止めよう
芝居作りのことだけじゃなくて
どんな場面でも 怒鳴ったり 暴れたり 脅したり 怖い思いをさせなくたって
意思を伝えることはできるし 物事を進めていくこともできるんだって
恐怖の連鎖はもうやめよう