2008年6月24日火曜日

俳優は演出家の愛を必要としている

昨日お能のお稽古から帰るとき
思いもかけず菊池氏から呼び止められ
今回の選考に漏れたことを
私に適した役がなかったからだと
引き続き金曜日のレッスンには来るようにと
言われました

素直にとてもとても嬉しかった
わざわざ呼びとめてくれて
気にかけていてもらえたんだと

今年の初め 短期WSで菊池氏が
「俳優はとても演出家の愛を必要としているのに」
というようなことをおっしゃっていて
その言葉に心を打たれた

切実にその通りだと思う
私達は演出家の為に演じているわけではないけれど
観客に見せる前に演出家のOKをまずはもらわなくちゃいけないし
そこに愛がなければいいものはできない
それはカメラマンと被写体の関係でも同じだと
私は思っている

私は役に選ばれなければ
演出家に愛されていないと思ってしまうし
誰よりも愛されたいと思う

それでも「俳優は演出家の愛を必要としている」という言葉で
それでいいんだなと今は思えて
少しだけほっとする

2008年6月20日金曜日

そんなに強くない

本当のことを言えば。。。。

「選考に落ちても、良かったこともありました。
私はいつも選ばれてきた側で、あまり選ばれないということはなかったから
良い経験になった。
それに夢中になりすぎてレッスン料のことも気にせずに
WSに参加し過ぎていたし、少し目が冷めて冷静になれて
もう少し落ち着いてやっていこうと思えたから、結果良かった」
と口では言っているけれど
やっぱり結構まだまだしんどくて

例えば今朝選ばれた人から
チラシ用写真撮影があるとメールが来ると
ココロのあるあたりがズキンと痛むし

WS関係の人が成功しているのを見ると
妬みに似たキモチがムクムク出てくるし

昔の劇団の先輩からDMが来て
「共演の人がとにかく凄い女優さんになって」
というのを読んで
「だから何?」と腹立たしくなるし

以前共演した男の子から
「芝居やります」と案内が来れば
「勝手にやれば?」と苛立つ

ちっともまるっきり全然余裕がないんだ

私はと言えば
お芝居 特にWS関係のことは
まるっきりやる気がなくなって
むしろ行きたくないとさえ思ってしまって
プライベートでパートナーのことを考えることに専念したり
TOEICが思いのほか高得点になったことに気を良くして
今まで朗読や台詞覚えに割いていた時間を
英語のリスニングに当てたり

まるっきりちっとも全然余裕がないんだ

現実を直視したくないし
もっと褒めそやされる世界にいたい
「なにくそ、負けるもんか!!」と思えるほど
そんなに私は強くない

Dr.には「そこではたまたま必要とされなかったかもしれないけれど
それなら必要とされる場所に行けばいい」と言われて
随分気が楽にはなったけれど

それでもやっぱりまだココロが痛いんだ

2008年6月17日火曜日

お能が好き

昨日久しぶりにお能のお稽古に出た
二週程お休みしていて 気後れもあってか
最初は「ついていけない」と感じたが
今日の分の稽古に入ったら
もう楽しくて夢中で 声の出し方も全然変わっていた
自分でもそうとわかるほど

今日はいつものお気に入りの素敵な先生でなく
第一印象苦手なタイプの別の先生でしたが
教え方が理論的で非常にわかりやすかった

ただ私は 実は最近知ったことだが
理論的なのが苦手で 上ガルとか下ガルとか意識するよりも
何度も聴いて音で覚える方が好きです

お能の謡は絶対音程でなくて相対音程
決め付けない
お能は始める前にストレッチも何もしない
普段の立ち居振舞いが全て稽古なので
ストレッチとか体操とか全然いらない

扇は結界で
扇の動き一つで自分の周りの結界を解いたり結んだりする

もう。。。
たまんないです

2008年6月15日日曜日

ノグチさん

今日ルーデンスさんからお声がけいただいて
「白鳥の歌2」の読み合せに池袋まで行ってきました
諸事情で劇団側のメンバーが到着せず
2時間ほど初対面のノグチさんと
二人っきりでのんびり世間話などをしておりました

最初はノグチさんが公園で出会った血統書つきのどうみても雑種にしか見えない犬の話でしたが
次第にお芝居や仕事の話になっていき
経験年数や年齢を聞かれたところで
いつものように驚かれ
最近見た目と実年齢の大きなギャップで
仕事もいただきにくいことなどの悩みを話していたら
「どう見ても25~26にしか見えないんだから、逆にそういう役をやればいいんだよ。その方が面白いよ」

もう、その一言でここしばらくの悩みや
先日の選考漏れでの落ち込みも
ぜーんぶ吹っ飛んだ

「サクラの樹からバラの花は咲かない」って
そうなんだよね
やっぱり自分らしさを出していくようにしていかないと

今日は2時間も待たされたけれど
全然苦じゃなかったし
かえってノグチさんとお話できて良かった

元気出たぞ!!

2008年6月10日火曜日

モチベーション


WS担当者から「水曜日は本公演の練習に使うので、金曜日に出てもらえますか?」とメールがある
つまり最終日に告知のあった「水曜日WS参加者から何名かが本公演に出られる」という選考から漏れたらしいことが推察できます

書類選考に応募していた年齢制限なしの事務所からも先ほど「今回は見送りました」と落選のお知らせが。。。
悲しいことは重なるものです

褒められて育つタイプなのに
褒められないでもモチベーションを保つ為には何か策を講じねばと思ったら
ちょうど昨日、久しぶりに髪を少し短くして
評判がいいので盛り上がっています

ほら、なかなかかわいいでしょう?
いいんだ。褒められなくたってかわいいからいいんだもーん!!
よし、来週からのWSもがんばりゅぞ

2008年6月6日金曜日

チケットノルマ

水曜日のWSの最終日に「30枚程度のノルマがあっても本公演に出たい人」と
聞かれ 思わず手を挙げてしまった
それから数日後
「ノルマがあるのに出演したいなんて、どうかしてる」
と少し考えてた

つい最近までチケットノルマには反対で
ノルマがある公演には極力出ないようにしてきた
ノルマがあると無理やりチケットを売りつけるようになって
見たくもない人が義理で見に来るようなことになって
結果的に舞台の質も下がると思っていたから

だけどここ数日いきなり考えが変わって
「30人ぐらいの観客を呼べないようでは演者として
アーティストとしてどうなの?」ってこと

主催側だって売れない役者のために
ボランティアで公演をうってるわけではない
1回の公演で最低でも30人ぐらいのお客様に
「笹森幸を観たい」と思って来てもらいたい
そうでなければ
それこそ以前TAKAEちゃんが言っていたように
「それってただの自己満足じゃないですか?」だ
もちろんただの自己満足だからやっていて悪いとは
私は思わないんだけどね

そんなわけで
目下の目標は「1公演で30人の観客に観に来てもらう」
もちろん無理やり義理で来てもらうのではなくて
「観に行きたい」と言っていただけるように

ちなみに 今時点でも何人かの方は
「幸ちゃんの舞台は観に行きたいと思ってる」と
言ってくれる人がいるんです
それはとてもとてもありがたいことなのです

感謝