2008年12月19日金曜日

無垢な老女と無慈悲な少女

やなぎみわさんの写真が凄い
http://www.yanagimiwa.net/index.html

昔、私がユキコとジョシュアと3人でクラブイベントをしていた頃
私の興味は「少女の無邪気な残酷性」だった
お姫様ドレスを着てテディベアを引き裂くような少女の残酷さ

その頃
と言うよりは、つい先週ぐらいまで
つまり来春の舞台の配役が決定するまでは
「老女」というものについて
まったくといっていい程私の意識にはあがったことがなく
しいて言えば「歳をとったら、ぽたぽた焼みたいな丸めがねでかっぽう着を着たぷっくりなおばあちゃんになりたいな~。縁側でのんびり、ってな感じで」とぼんやりイメージしていたぐらいで
#ああ、これって「無垢な老女」のイメージだ
例えば「老い」に対する哀愁とか恐れとか
そいう一般的な感覚についても
さすがにまだ早いから
縁遠いものだった

そして 今回思いがけず老婆の役をやることになって
まずは調査 といつものようにネットで老婆や老女を検索していたら
やなぎみわさんの「無垢な老女と無慈悲な少女の信じられない物語」にまっすぐにひっかかったというわけ
何しろガルシアマルケスの短編「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」からの着想らしいし、私の興味分野にひっかかることこの上ない
それはもう愛しい人にめぐり合えた程の想い

で、これは是非 できることなら
このイメージを再現したいと切に願う日々

やなぎみわさんの写真はどちらかと言うと
身体が少女で顔や手だけが老婆なのだが
これは写真だけで表現する場合はこれが一番有効なのだと思う
これを舞台で身体表現する場合
身体は老婆で顔や声が少女
というのはどうだろう

先日稽古した老人の歩行に甲高く無慈悲な少女の声が合わさったら
なんて素敵だろうと夢想する日々

2008年12月18日木曜日

魔女になりたかった

小さな頃からずっと魔女になりたかった
喘息で小児病棟に入院していた時に読んだ本で
小さな女の子が魔女になる修行をする話があって
それを真似して
一週間オートミールを生で食べたり
次の一週間は生卵を飲んだり
古い鍵に薬指の血を垂らして蝋で固めて
円陣の中に埋めたりまでした

でも、主人公の女の子と一緒で
最後に蛙を食べられなくて断念したのでした
主人公の女の子は最後に飲む薬を作る為に
材料として蛙を飼い始めるのですが
情がうつってしまい
蛙を殺せなくて諦めるのです

私の場合は気持ち悪くて諦めただけだった気がするけれど
良く覚えていないな

そう
私は女優になるよりも
ずっとずっと魔女になりたかった

一途な思いは意外に叶っていたりする

昨日は2週間ぶりの稽古で
相変わらず えらい緊張して稽古場に向かったけれど
行ってみたら 今までにないほどメンタルの状態が良くて
めちゃくちゃ辛い筋トレも
アダルトチームの特権で
途中ちょっとだけ甘やかさせてもらいながらも
思っていたより頑張れました
人ってどんなに過酷な状況にも慣れてしまうものです
まぁ、真夜中の喘息発作に比べれば20倍ぐらい楽でしたが

確かお休み前に台本を頂いて
台詞を入れてくるように言われたから
昨日はてっきり台本に入るのかと思ったら
一切入らず( ̄ー ̄?)

それでも筋トレの後は
終わり1時間老人の歩き方の様式を教えてもらいました

教えてくれた劇団の女優さんは前回の舞台で翁をやったらしく
#うら若き乙女がじい様の役なんて、凄いよね。尊敬しちゃう
その時に彼女が使った老人の歩き方を教えてもらいました
彼女は頭がよく 教え方も上手
他の子達みたいに目上の人(σ(-_-)ワタシ)に対して失礼も一切ない
やっぱり何かが優れているという人というのは
他のことも器用にこなせるし気が回る

老人の歩行様式
風姿花伝でも老人の役が一番難しいと言っている
年老いて弱ったフリを演じるのは簡単だが
人は老いてこそますます派手に元気に振舞おうとするから
そこが難しいと

老木に花が一輪咲くような感じ
この時期に
ある意味こんなに難しい役に挑戦することになるとは思ってもみなかったが
これを乗り越えたなら
私にとってとてもよい糧になるのだろう

演出家の老女のイメージは軽やかに飛び跳ねる魔女のようなイメージだそうだ
皺くちゃでシワガレ声なだけの老婆よりも
ずっと私もそちらのイメージの方が近い
「無垢な老女=無慈悲な少女」のイメージを稽古場で是非試して見たいのだけれど
そんな勇気をきっと持てますように
蛙を食べられなかったあの頃よりもだいぶ大人になったから
今度こそ蛙ぐらいは無慈悲に食べられますように

2008年12月12日金曜日

配役決定

いや、もう先週には決まっていたのですが。。。

なんと老婆の役です。
キャー!ビックリ!! (*゜ロ゜)ノミ☆(;>_<) バシバシ

出番は1シーンだけなので少ないですが
ちょっと憧れのストーリーテラーっぽい賢者とか愚者とか魔女とかそういう系統の役なのでちょと嬉しい
精霊よりはずっとやりがいがあります。
それだけ難しそうということです
少女はやったことあるけど老婆はやったことない。
新境地だ。。。ただそういう御年頃という話もありますが。

少し先輩の川崎さんと双子の老婆の役です
胸を借りるつもりで一緒にやらせてもらうので
勉強になるでしょう

他にも一応女兵士役もやるらしいのですが
こちらはいわゆる「その他大勢」の役です
兵士役は仮にも人間の役なので
今自分が取り組んでいる演技の課題とも弱冠リンクできるし
周りの女兵士ちゃん達は若い女の子が多いので
年上の人とばっかりだった部分もこれで少し挑戦モードに入れる
何かと自分に取ってはステップになりそうな舞台です

相変わらず演技よりも
身体表現がメインっぽいなぁという不安は払拭できませんが
身体表現は他ではなかなかやれないし
そういう意味ではやっておいて損はないでしょうから
ここは一つふんばります

しかし。。。。
正直言うとお客さん呼べる舞台をやりたい
いや、まだ始まったばかりだから諦めるな
みんなと力を合わせてお客さんを呼べる作品にしていくんだ
(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

2008年12月2日火曜日

脚本分析フェーズ

普段はmixi日記で稽古日誌などを書いて
自分の為とお客様の期待感を高めるのに役立てていましたが
今回の作品の場合、あまりmixiでは書けない気分です
何故ならmixiには関係者がたくさんいます
私は暴言癖があるので 何を言っちまうかわからん
てなわけでmixiでは最近おとなし目に。。。^o^;
稽古日誌もメントレ用に手書きノートと自分しか読めないようにしてる
この方が面白おかしく脚色したりせず本心を書けるので効果的です
まぁ、日誌を義務みたいにmixiに上げる方が大変だったから
今回はこれで行きます

先日日曜日の読み合わせでは
せっかくなのでほぼ主役に近い女王スカァハをちょこっと読ませてもらいました。
本当は全編通してやってみたかったのだけど
できれば19歳でとても感受性の高い女の子のオイフェと絡みたかったけれど
冒頭のシーンからずっと演出家のダメ出しが入りなかなか前に進まないまま
時間がなくなってしまったというわけ
残念

前日に演出家不在の時は一番読みやすく演じやすいオイフェをやらせてもらった
とっかかりとしては選択は正しかったと思います
オイフェは基本的に直情型なので演じやすい
スカァハの方が難しいと思ったので
配役が決まったらもう二度と読む機会もないだろうから
ここは一つ「この場は稽古だから」と割り切ってやってみました
早い者勝ちですよ

さて、読み合わせで自分の部分を録音して(これは実は意外に今回初めて)
帰りに聴いてみました。

。。。。。結果(T_T)
・いつも心日庵でも言われているように確かにテンポリズムが一定。揺れがないので面白みに欠ける
・重厚感を出す為に落とした声が老齢に聞こえる
・声が頻繁に嗄れる。
・感情の動きが自分で思っていたよりずっと分かりにくいほど小さい

もっともっと思っているよりずっと大きく感情を表に出すようにしていこう
やって良かった

さて、先月末に脚本を頂いてから、配役は未定ですが
その方が漏れなく読めるのでこれ幸いと
配役連絡がある前に一気に脚本分析に入っています
これがなかなか面白い脚本です
とてもわかりやすい

メインの役はもちろん分析する材料も多くとっかかりやすいけれど
問題は多分今回私達が配役されるであろう『声(精霊)』
#配役未発表なのに想定して脚本読んじゃダメじゃないか~
自分一人ではコントロールできない役、割台詞と混声
とりあえず 技術的なことはもう少し先に取り組むとして

五行について調べてみたり
『糸地獄』の夏風の割台詞を思いだしてみたり(この頃はノートもきちんと取っていなかったので、思いだす以外には術がない)
『阿呆列車』で和田さんに言われた「お前は水みたいだな」との言葉を思いだしてみたり

ああ、精霊をやるなら
水か風がいいなと思い
私の要素は土だったと思いだし
他に何かアイデアを探っているところ

脚本をもらって立稽古に入る迄の今のこの時期
山崎努さんも言っていたように
役者に取って一番幸せな時だろう
役が決まっていればもっと幸せ

2008年11月27日木曜日

メンタルトレーニング

メンタルトレーニングを始めてみました
あのアスリートの方々がやるアレです
何しろ あまりにも耐えがたい毎日なので

やることはそれほど大変ではなくて
毎日(稽古がない日も)心の状態を専用のチェックシートに細かく記録していくことと
調子が良かった時と悪かった時の比較検討を徹底的に行うこと
まずはこの2点から
多分一般的には面倒な作業なのかもしれませんが
文章を書くのがまったく苦にならない私にはむしろ喜ばしい作業です

やり初めてすぐに効果が出ました
いきなりやる気充分(^o^)b
やる気が出たら途端にパフォーマンスも飛躍的に向上
キャー!ビックリ!! (*゜ロ゜)ノミ☆(;>_<) バシバシ
たまたまなのか、本当にメントレの効果なのかイマイチ不明ですが
正直言うとDr.の「昔のがむしゃらだった頃のペースに引き戻されるのが怖いのでしょう。
貴方はどうやら一目置かれているみたいだから、
それを居心地悪いなんて思わずにたまにはそれに乗っかってみたら?」
の一言に自信を強く取り戻した次第です
それでも例えばルームルーデンスさんの中ではそれ(VIPシート)に私はきちんと鎮座していて
なかなかうまく行っていた気がするんだな
でも、稽古場でVIPシートにいても
本番で末席なんじゃ本末転倒
と私は旅に出た
かわいい子には旅をさせよ だ

旅の途中 思い返せば 今までもほぼ毎回困ってる
【眠る男】の時はベテランの先輩役者さんに怒鳴られ、演出家の前で大泣き
  いま考えても、なぜその時怒鳴られたのかまったく理解できない
【八百屋の犬】では「2秒待って振り向く」とかテレビ的な慣れない演出に苛立ち
  「なぜ私ばかりが変な演出をつけられるのか?!」と本番数日前に大暴れして演出家を困らせた。
【快速船】では演出意図と原作の分断意図が理解できず、繋がりの悪い脚本に苦労し
  かといってこちらの意見は聞き入れられず「いいから強くやって」の一点張り
  それでも、少しはこちらも成長したので怒鳴ることだけはなんとか抑えたが
  その分自身へのの逡巡や対応に苦慮した。

もちろんこれらのことは今になって冷静に考えてみても
相手側にも問題があるのは事実で
世の中には困った演出家や俳優さんが多いのも事実で
私ばかりが決して悪いわけではないが
断固ないが

それでも他の俳優さん達はこのぐらいのこと難なくこなしている
右から左だ
もっと要領よくやっている役者さんもたくさんいる
ただ、私はそういうのが嫌いだったりできなかったりいろいろで
とにかくこのままだと どこへ行ってもうまくやれないわけで
菊池さん言うところの「アホな演出家には舌出してこなしてやればいいんだ」が
できるほどの余裕がない
さて、その舌を出す余裕を作る為のメントレだ

一番やっかいだけれど
一番大切なことなのです

2008年11月14日金曜日

オーバーワーク

うっかりすると
すぐムキになってしまう

物足りない気がして
どんどん詰め込んで

ふと足元を見れば
抱え切れない程
たくさんの荷物を
背負い込んでいて
すっかり身動きも取れない

慌てて 荷物を減らし始めた
明らかにオーバーワーク 疲れている

どんなにきつくても 肉体的なことは意外に耐えられる
精神的な問題の方がいつも大きい

そしてなかなか自分のやりたいことに合う団体は見つからないものだ
確かに私はゆる過ぎる稽古は嫌いなので
そういった意味では 程ほどに厳しい今の稽古は
ぴったりフィットしているのだが
精神的に追い詰められる感覚だけは
わかっていても 心がついていかない

さて いつまでこれを続けられるのか?
精神をすり減らすような 作品作りには2度と関わりたくないと
堅く思っていたはずだのに
いつも いつも へとへとになるほど
エネルギーを使い果たしてしまう

2008年11月7日金曜日

覚書:ケルトの女王たち

ディアドラは「悲しみをもたらすもの」という意味
「トリスタンとイゾルデ」の物語の原型?

メイヴ女王の強さと美しさ

スカァハの陰鬱さ

覚書:ケルト神話関連で読んだ本

ケルトの神話―女神と英雄と妖精と
ケルト神話の世界
ケルトと日本
 これは面白い。一番面白かった。
 ケルトの神々と日本の神々の共通点
 キリスト教文化との相違点
 玉ねぎの愛
かなしき女王
 スカァアについての本と言うことで読んでみたが、スカァアについては2編程度
 そもそも伝えられている物語のソースが少ないので、たくさん読み漁ったところで
 知れる内容は限られているのかもしれない
炎の戦士クーフリン
 クーフリンについてはこれが一番詳細かもしれない
 文字は大きくて少し若年齢層向けかも

2008年11月6日木曜日

more...

前回の心日庵3rdシーズンで
菊池氏に言われたこと
「幸はどこへ行きたいの?何が欲しいの?」

昨日Dr.に聞かれたこと
「あなたが本当に望んでいることは何ですか?」

いつも いつだっても 明確に
私は自分の行きたい方向に向かって進んでいるのだと
ずっと誰もが思っていた 私も 周囲も

けれど本当はそうじゃない
行く場所がないことに気づきたくなくて
どこかに向かっているフリをしているだけなのかもしれない

「演技をすることが自己セラピーであるうちはプロにはなれない」と菊池氏が言う
そうか だから私はプロになれない

大好きな緒形拳さんのエッセイを読んでいて
水俣病を訴える芝居を5千回以上も繰り返し演じる役者さんの話があった
そういうことって凄いと思った

演技をしている時は 息ができている気がする
けれどそれが現実からの逃げじゃないとは言い切れない

どれだけ一生懸命やっても 終わりのない世界
ハイリスク過ぎる世界
書くだけじゃ いったい だめなのか

どれだけ自分を追い詰めて
いったいどこへ行きたいのか

いずれにしても
もう少しだけ レベルの高い環境に身をおきたい
演技をもっと楽しめる場所へ

それからもう一つ
確か今年のWSが始まったばかりの頃に
ひどく抵抗していた心日庵のやり方が
今になって とても役に立ち始めている
これはとても凄いこと だと思った
あの場所は信じるに値する
そして息のつける場所 帰る場所

抵抗をはずせ
小さくまとまるな
危険な場所へ向かえ

2008年10月27日月曜日

『艶麗の猛き影花 “死の上に君臨せし猛き女王は…”』

■演  目:『艶麗の猛き影花 “死の上に君臨せし猛き女王は…”』(作・演出/岡田 圓)
    ※作品概要:ケルト神話に登場する半神半人の英雄クーフリンと取り巻く、死の国の女王スカァハとオイフェの神話を土台としたオリジナル戯曲。
■日  程:2009年4月9日(木)~12日(日)【全5ステージ】
■会  場:東京芸術劇場 小ホール1

早くも今月より稽古開始しています。
詳細はまた追ってお知らせいたします

アングラ女優

今朝目が覚めて
一番最初に頭に浮かんだこと
わたし、めっちゃアングラ出身なんですけど

昨日の帰りの電車で共演者に「ゆきさんは新劇出身なんですか?」と聞かれ
咄嗟に「なんでよっ!(-_-#)」と
拒否反応が出るあたり
アングラ病根強いなぁ。。。と自覚

アングラって基本新劇を否定したところから始まってるみたいですよね
でも私お芝居始めた頃
その辺の60年代の大人の事情とかよく知らなかったし
軽く劇団に洗脳されていたかもしれないし
ミュージカルはちょっと笑っちゃうなと思ってた程度だし
最近新劇も嫌いじゃないし
ミュージカル嫌いなくせに劇団四季はかなり好きだし
つまり最初からアンチ新劇なわけでは断じてないのです

で、今回の舞台は
やっぱりいわゆるアングラなんだと思う
前回の『快速船』もアングラだったらしいんだけど
全然違うジャンルだなと思う
例えたら宝塚と吉本新喜劇ぐらい違うょ



写真はあったかサポーター膝用
過酷な筋トレで
もはや左腿裏側が肉離れ寸前なので
太股用のサポーターがなかったので
膝用
身体の弱いアングラ女優って
何だかイケてないと思うから
これからは新劇女優の振りしてようと思ったけれど
台詞を喋るとすぐにアングラ出身がばれてしまう今日この頃
早く人間になりたい。。。

2008年10月16日木曜日

羅針盤

公演中に届いていたメルマガに
「地図と羅針盤を手に入れたら後は「行動あるのみ」です。
最高の幸せへの旅を開始して、
最短距離で手に入れてみて下さいね。」
と書いてありました。ふぉんふぉん

三年前に比べたらこんなわたしも
ちゃぁんと「幸せ」を望めるようになった気がします。
「お芝居やっていけますように」
あっ!( ̄0 ̄;快速船のラストもそんな歌だったっけ
「♪幸せに
なり~たい♪
そんな資格はないと~♪」
とリフレイン リフレイン

さてさて、羅針盤の話
ニコール・キッドマンの映画とじゃなくて

今回のお芝居はとても辛くて「もう2度とああいうお芝居には出たくない」
と固くかたくココロに誓ったそのすぐ後に
観に来たお客様から
「え~、幸ちゃんああいうドタバタなのめっちゃ似合ってたよ。素敵だった」
と言われて、あまり嬉しくない気がするし、複雑な気持ちだと話したら
Dr.は「それは観る人の勝手でしょう。やりたくなければやらなきゃいい。
あなたが尊敬している有名な俳優さんだって、ドタバタコメディに出てもうまくやれるでしょ?
いい俳優さんは、何でもぴったりくるようにやってみせることができるってことだよ」
と言われていい気分

その後WSの帰りにますみちゃんに同じことを話した
ま「どうしてドタバタ劇が嫌なの?私なんか憧れちゃうのに」
幸「笑われるのが嫌。ものすごく嫌。実は『つか芝居』でさえやるのに抵抗あるんだから、
 私シェイクスピアと岸田理生しかできないのかも。後ハイナー・ミュラーとか」
ま「そうか~つかでも嫌なのか!でも幸ちゃんはその『笑われる』ってことに何か強い引っ掛かりがあるみたいだね。それを乗り越えれば、また新しい世界が見えてくるかも」

。。。そ、それは、いたいところをつかれた。

いつものWSの長い帰り道
ますみちゃんと一緒に話す約1時間半はとても有意義で
自信のない不安だらけの私達がお互いを励まし合って
どうにかこうにか続けていく毎日

人生なんてわからないからね

ドタバタ劇の嫌いな私が
なぜ風煉の人たちと縁が切れないのか
これには何か深い深い理由があるのでしょう

そして渋さ知らズワークショップの初日説明会の日時をあっさり見落としたのにも
きっと何か深い深い理由があるのでしょう

今またちょっと過渡期で
花伝さんの本番の来春辺りには
またもう少しはっきりと行き先が見えてくるのかも

それはとても楽しみなこと

2008年10月14日火曜日

終わりました

長かった。。。
やっと終わった
小屋入りしてからは楽しい毎日で(特に炊き出しが良かった)
共演者やスタッフさんとも割と繋がっていられた気がする
打上げの時に誰かが言った「ああ、もっとみんなとゆっくり話したい」
本当だよね。終わってからもそれほど時間がなかったし
初めて集まることもあって
なんとなく疎遠だった気がするのが残念

さて、いろいろあって
とにかく苦しくて
腹が立ったり、諦めたり、それでも最後にはなんとか楽しむこともできた舞台でしたが
観に来てくれた方の感想から印象に残ったものを書き記しておく

女優たらちゃん「幸ちゃんは女優さんなんだよね。幸ちゃんだけ女優さんだった。変な小芝居しなくていいよ~」
※そうそう、無駄な小芝居がずっと気持ち悪かったので、こんな風に言ってもらえて嬉しかった。
早速翌日のマチネに小芝居を減らしてみたら、やっぱりダメが出た。うーむ。好みの問題なのだろ。
ダンサーSHIVAさん「幸は芝居うまくなったな。いや、本当にうまかったよ」
職人殿「幸は自分の言い出しを待たないし、台詞を棒読みにしないからいい」

小屋入りした頃から、山崎務さんの「俳優のノート」を読んでいます。
この本凄い。バイブルにしたいぐらい
ヘタな演劇メソッド本より全然役に立つ
役者さんはこれ読むべき

そして俳優業を40年もやっている山崎さんでさえ
「稽古に入ると役者はボロボロになる。台本を渡された今が一番幸せな希望の時」と書いている
そうなんだ、芝居ってそういうものなんだ

山崎務さんみたいな役者さんになりたいと思った
大好きな緒形拳さんが亡くなった
峰岸徹さんも好きだった

2008年10月4日土曜日

もうすぐ終わる

もうすぐ
終わってしまう

私はこんなにも勝手に辛い思いをして
何を学んだだろうか
誠心誠意きちんと状況に向き合うことができただろうか

多分きちんとできてはいないだろう
それでも今の私にはこれが精一杯で
しかもこんな風にほんの少し投げやりだったり
いい加減だったりすることをやってみることができただけでも
自分をほめていいんだと思う

誰かに非難されても
私は最後まで私の味方でいたいし
いつかこれが正解だったと思える日が来ればいい

お芝居を始めたばかりの頃
劇団がオーストラリア公演する時に
私は新人のくせにひどいわがままを言った
「劇団員になる前にダブルキャストだったのに
劇団員になった今またダブルキャストなんて絶対に嫌だ。それなら行かない」
私は甘やかされてそれでも連れて行ってもらえた

でも結局はそのわがままのおかげで
メインキャストの一人が事故に遭った時に代役をやらせてもらうことができた
私はそのわがままは間違ってはいなかったと思う
周りを困らせはしたと思うけれど それでも間違ってはいなかった
劇団の暗黙の「年功序列」には大反対だったし
なぁなぁで「みんな仲良くお芝居しましょう」みたいなのも嫌いだったから

私は今そのぐらい主張できるわがままを言っているか?

「演出家は怒鳴ってなんぼ」みたいな芝居作りはもう止めよう
芝居作りのことだけじゃなくて
どんな場面でも 怒鳴ったり 暴れたり 脅したり 怖い思いをさせなくたって
意思を伝えることはできるし 物事を進めていくこともできるんだって
恐怖の連鎖はもうやめよう

2008年9月30日火曜日

演出家は友達、王様じゃない

新月が過ぎて 月が満ち初めても
気分はまだまだ不安定なまま

例えば昨日のこと。
あ、完全に愚痴なので、ご了承を。。。。

19時に稽古場入りした私が支度を終えて稽古に入ろうとしたら
どうやら1場の動きが根本的に変更されている様子
支度をしながらも聞いていたのは後半の方の指示だけだったので
一度見させてもらってから入ろうとその旨断って客席に座った
観客席からどう見えるか客観的に確認して
自分の演技プランに反映させるのはとても大事な作業だと私は思っている
映画の撮影だってモニターチェックはとても大切な作業です

するといきなりイライラした演出家が「いいから入って!!」と怒鳴る
私「でもどう変わったのかわからないですし」
演出家「来てから全部説明してるから、入って!!」
だから、なんで怒鳴るねん
とりあえず納得いかないながらも入ってみることにした

当然聞いていないところを間違えたりしたらまた怒鳴られるから
裏で他の出演者に変更点を確認したところ、あるわあるわ
私が来てから説明してるって言い張っていたが
普通稽古場に入って今どのシーンをやっているか
どういう状況なのかを把握してから
注意点を聞いていなくちゃって聞き耳を立てながら
支度をするのに多少のタイムラグがあるのは
普通の感覚を持った人間ならば当たり前のこと
それが許容できないのだろう
無茶ばかり言う演出家にもう最近は
切れて稽古場を出て行きそうになるのを
ギリギリで抑えています
ああ、時間の問題かも

これが劇団入団一年目の初々しい子だったら
もしくは第二次大戦中の軍隊の兵卒だったら
または高校野球部の球拾いの少年だったら
はたまた極道一家の一番下っ端だったら
いくら演出家に理不尽なことを言われたって
黙って素直に言うことを聞くのだろう
じゃあ私が思いあがっていて謙虚じゃないのかというと
そんなことはない

何故なら演技に対しての正当なダメだしは
なるほどと思って素直に「はい」と返事して
特に不満にも思わず納得して取り入れてみる

私が「この人とは今後やっていけない」と確信したのは
1.怒鳴る相手が特定の数人に限定されていること(特に女性)
2.理由や事情を聞かず片っ端からこちら側の意見を否定すること
3.なぜそうして欲しいのか理由をほとんど説明しない「いいからやれ!」としか言わないこと
4.まったく怒られるべきところじゃないところでむやみに怒鳴ること

それでも
この日本ではまだまだ「権威者には逆らうべきではない」という無意識の考えがはびこっていて
ほとんどの人間はそこに潜む罠に気づいていない

そもそも演出家は権威者なのか?
または権威者であるべきなのか?

私は心日庵に行ってから
その考えが違うことを教えてもらったし
そのおかげでお芝居に関わることが随分と楽しくなったのです

演出家は暴君であってはいけない
同じ作品を作る対等な仲間であるべきだと
私は強く思います

2008年9月28日日曜日

何の為の戦い

~~~~~~((((((ノ゜⊿゜)ノあああああぁ
お稽古行きたくない

もちろん「お稽古に行きたい!!」などと思う方が稀なのですが
今回の憂鬱感ったらこれまた特別です
何しろ全然認められていない(と思い込んでいるだけかもしれない)場所へ
出かけて行くわけですから
相当に強靭な精神力が必要なわけです

ところが私の精神力はと言えば
ヨチヨチ歩きの赤子程度
嫌、赤子なら余計な観念もなくてピュアだから
私より全然強いかも

とにかく残り2週間をどうやってやり過ごそうとか
そういう「やっつけ」的なことばかり考えてしまっている

もう少し前向きに
できる限りの力を出して演技していきたい
とは思っているのですが。。。。
これがなかなか。。。弱い

今、何とか続けていられるのは
「大したことじゃない。これがうまくできなくても全人生が終わるわけじゃない」
と思うようにしているから
見る人から見たら「なんて投げやりな!」と思われてしまうかもしれないけれど
こうでも思わないと、本当に稽古にも行けなくなってしまう
とりあえず、こんな風に考えて、重い腰を上げて稽古場に行くだけ行って
行ったら全力を尽くす

もうこれだけ
余計なことを考えたり
どうにかしようとしたりしないで

今回ばかりは「流れに任せ」たり
「じっと辛抱してみる」
「自分を追い込まない」ことを試してみようと思っていたりするのです。

2008年9月25日木曜日

演出家は友達、敵じゃない

昨日のWSで、倉持氏が言うには
「オーディンションの時、オーディションする側とされる側は敵同士ではない」
なるほど。
当たり前のことなのに、そんな風に思ったことはない
どちらかというと「さあ、見ていやがれ」的臨戦態勢でいることがほとんどで
けれどもしもオーディションに受かった後は
演出家は同じ作品を一緒に作っていく仲間であって、まさに敵なんかではありえない

オーディションの場合に限らず
感応しやすい私は
公演稽古中に些細な事で演出家を仇のように憎むことも多い
これは私の精神的未熟さによるところが大きいので
目下の成長課題でもあったりするわけだが
「一緒にいい作品を作ろう」と協力態勢で臨める演出家は本当に稀なのです
稀ですがいます。いますよ。ルームルーデンスの田辺氏とか
楽天団の和田さん

Dr.には「個人的な不安のボールを投げあうような関係じゃなくて
あなたが誠実に作品のことで戦えるような相手と関われるのが理想ですよね」
ごもっともです

むやみに対立していると
個人的感情にとらわれて作品の質にまで言及する暇も余裕もない

昨日のWSでたまたま菊池氏が不在で倉持氏がコーチだったのだが
部屋に入った瞬間「(; ̄ー ̄)...ン?やだなぁ」だった
でも、私もあの時のまま成長していないわけでもないので
指摘されている真実の部分だけを素直に謙虚に受け止めるべく努力してみたわけです
そしたら全然泣きそうな気分にならなかった
「相手を受け入れる練習」
目的は対立でなく 自己鍛錬 うまくなりたくてWSに行っているのです

昨日のマクベスでは
私があの手の戯曲を読む時の「岸田事務所風(アングラ風)」の癖を指摘された
その指摘はとても左脳的理論的な指摘だったので
私は即座に「そんなこと無理」と左脳シャットアウト!!
けれど実際にカラダでやってみたらそんなにそんなに大変なことではなかった
やる前から諦めるなって
そしてもっとずっと自由で楽しかった
他に腕を後ろに張りすぎる姿勢の癖も指摘された

試してみたことは。。。
1)台詞の最後を置かないで、なるべく放ってみる
2)スピードが単調にならないように、緩急を意識してみる
3)単語の音程もわざと一定にしないで、普通の音程で発語してみる
4)自分の内側に籠もり過ぎないで、空間全体に意識を広げてみる
5)上げられるところはどんどん上げていく
6)肩に力が入ってきたら、肩を下げてみる

以前月曜日クラスで苦しんでいた時よりは何倍も素直に聞けていると思うのだけど。。。
どうだっただろう?

本当に成長したいなら
第三者の目は絶対に必要

2008年9月24日水曜日

少しだけ

少しだけ前に進んだ

正解、でした

肉屋夫婦の関係設定が原本の通りになったので
肉屋夫婦の関係のみならず
ネズミ横丁の人々との関係も随分わかりやすくなってきました
私も少しだけやりやすくなった

ついでに言わせてもらうなら
小僧もチイ子もあんなに馬鹿キャラにしないで
まずは一度普通にストレートにやってみれば
もっと繊細な部分が見えてくるかもしれないのに
とは昨日の帰りに原さんとお話した後再認識した考え
これお話す機会は果たしてあるだろうか?

私はといえば残念ながらまだまだ完全回復とまではいかないし
満足行くおかみができるようになったわけでもないけれど
完全に自信喪失していた先週までの状態からはどうにかこうにか脱出した模様
でほっと一安心

今回は今までみたいにいきなりぶち切れたりせず
熟慮に熟慮を重ねて待ってみた結果
結局自分が考えていたのと同じ方向にどうにか流れていくことを確認できたので
待つことができた自分に拍手

どうしても周りのせいにばかりする癖も
少しは反省しつつ。。。。。
人生日々勉強ですね

今日は公演のお稽古はお休みを頂いて
心日庵WSマクベスとつかこうへいをやりに行きます
やっぱりWSも本番を控えて緊張感がある時の方が
気合の入れ方が違います

2008年9月19日金曜日

肉屋おかみ考

「いずれ人生なんて似たようなものよ」
という台詞からもわかるように
おかみは肉屋のことをそれほど愛していない
普通に飽きの来た夫婦といったところか

彼女が信奉しているのは
金と権力
それだけ苦労してきたってことかもしれない
だから肉屋は多分権力者でなければならないし
小僧が殴られるのもおかみにではなく
やっぱりオヤジにだし

おかみはだんなの権力をカサに来て
威張って計算ばかりしているけれど
それほど考えは深くない 普通の女
むしろネズミ横丁のみんなを愛し
自分がみんなの面倒を見ていると思い込んでいる
まじめなおかみさんだ

ただちょっとみんなに注目してもらいたいだけ
「さすが肉屋のおかみさん」とみんなに尊敬されたい
普通の人
いつもみんなの為みんなの為を思ってやっている

肉欲のことだってそれほど考えてはいない
普通に娘を愛し 娘に変なムシがつくのを普通に心配している

「いびつな人」を演じようとしても無駄だと私は思う
人間は自分を信じて一生懸命普通に生きているだけで
充分いびつなのだ
周りの目を気にせずに自由に楽しく生きていることが
『世間』から見るといびつになってしまうのだと思う

2008年9月18日木曜日

the third season

third seasonのクラスが始まった
なじみのある顔、初めてのメンバー、そして菊池さん
ほっとした
ここのところ かなりきつかったから
メンタルなチューニングができて良かった

教材も好きなテキストで良かった

菊池さんの一言一言が
痛んだ心にビンビン響く

そして ますみちゃんと久しぶりに一緒に帰って
彼女が本公演の役作りで高熱を出すほどに苦しんでいたことを聞いて
「みんなやっぱり苦しみながらやっているんだ」とまた勇気が出た

その前にDr.との会話
「あなたのその感じやすい心は確かに実生活では不都合が多いかもしれないけれど
演じることには向いているのかもしれない」という言葉で勇気が沸いた
ここで私は生き方のヒントをもらってくる ほんの少し

選ぶのは私

不器用でも何でも
このままやっていけるのか
それとも病んでしまうほどに無理をしないとやっていけない相手なのか
終わるまでにゆっくり見極めて
無理そうなら舌を出してやっつければいい

いずれにせよどんな舞台でも
本番にまさる良い稽古場はないのだから

2008年9月17日水曜日

満月だし良くない日だったから

昨日のかなりひどい状態からはまだ立ち直れずにいるけれど
少しずつ勇気を取り戻してきた

一つにはいつも観に来てくれるファンの皆様からの励ましの言葉
とどのつまり
私は演出家の為に演技しているわけじゃなく
いつもこれは忘れないようにしようと思っているのだけれど
稽古場で演出家から吐き出される言葉の影響力は甚大で
頭でわかっていても 過剰に一喜一憂してしまうのは
本当にどうしようもない

私が演技するのは観客の為と自分の為
「もちろん観に行くよ~楽しみにしているね」
この素敵な一言で「もう出演を辞退しようか」とさえ思っていた
萎え切ったココロをどうにか奮い起こさせる

もう一つはアメリカで役者やっている人のブログ

ユウキの独り歩記
http://www.yukimatsuzaki.com/blog/

この人凄い
ガンガンオーディション受けて
過去を振り返らない
イジイジ考えていてもはじまらないからだ

「どんな役でもベストを尽くす!それが礼儀だ!
今の俺に出来る事は、自分の最高の演技をする事だけ。」
これはとても大切なこと
声をかけてもらえただけでもありがたい
これも忘れちゃいけない

そしてこの人は自分のイメージじゃない役も
実年齢とかけ離れた役でもなんでも受ける
物凄いバイタリティ 見習いたい

もう少し
もうほんの少しだけ勇気をください

2008年9月16日火曜日

お能の効用/渋さの効用

以前も書いたかもしれない
お能の呼吸や発声、運びは
日本人のこころや身体にとても良い作用をするというような本を読んだことがあって
昨日は久しぶりに能の稽古があって
ここのところ沈んでいた気持ちを少しだけ払拭できた気がします
あんな風に決まったことを一生懸命やるというのは
悩みが少なくていい

明後日から心日庵に行くことで
公演の稽古の煮詰まり感を打破する糸口が掴めるかもと期待

この週末の木更津でのイベント
というより「渋さ知らズ」という集合体のあり方
というか許され方
というかその存在そのものに
少しだけ勇気をもらえて
つまり「そのままでいい」という許され方

私が例の『肉感的』な存在を求められていることに対して
自分自身が受け入れられないでいることに
今回の舞台が憂鬱で憂鬱で
けれどやってしまえばきっと本当はなんてことはなくて
それでもそこにどうしても引っかかってしまうことに
渋さに関わる人たちは
こともなげに自分をめっちゃ肯定して
「俺はこのままでいい」と胸を張る
どうしてそんな簡単なことが私にはできないのか?

Dr.とも話した
いろいろなパターンをやってみればいい
今の状況のままでも他に方法がないかもっと探ってみればいい
このままじゃ何にも前に進めない

2008年9月10日水曜日

早く行きたい

天幕渋さ知らズ 木更津大作戦
http://tenshibu08.seesaa.net/

スゴイよ
木更津に次々と人が集まり
天幕が着々と設営されて行きます

ヤバイよ
出遅れてるよ
なんだか興奮し過ぎて鼻血出そうだよ

大丈夫なのかなぁ
久しぶりのわくわく感です

2008年9月7日日曜日

美しいDM発送

感動の一日
美しい とか
すばらしい とか
ほほえましい とか
あたたかい とか

日々の小さな出来事に感動できるということは幸せな証拠です

今日はお稽古場が決まらないこともあり お稽古はお休みで
みんなでniwa-coyaでDM発送作業をすることになりました
niwa-coya大好き
ゴキブリが出てきても全然怖くないのね

感動1:なんて美しいDM発送作業
1)公演の図案が印刷された素敵な料金別納郵便封筒は劇団が1000通分用意
2)もちろん発送経費もすべて劇団が負担

3)最初の前売券買取10枚以外はノルマはないのでチケット売りの手間が非常に少ない(私に必ず連絡して!!)とか言わなくていい
5)DM発送作業手伝ってねと言われたけれど強制ではないのに10人近くは集まって難なく作業完了
※つまり私はDMのラベルだけ準備して封入するだけなのです。
6)作業終了後、いつものようにお疲れビールと美味しいおつまみが振舞われる


感動2:配役最終決定
作業の合間に十七号の配役について演出家に触れてみた
コレ 実は私なりの精一杯のアピール
答えは残念ながらやっぱりNGだったのだけど「やっぱり十七号は全体を引っ張って行く役だから、もしそれがゆきちゃんに見えたらもう変えちゃおうかなって思ったんだけど、ちょっとだけ足りなかった」
飾りのない真実は心に届く 胸を打つ
いつもならいじけまくりの私も
今回ばかりは「そこまで演出家を悩ませちゃったなんて私ってすごーい!!」と前向き発進
カサハラさんってスゴイ
それに私ってスゴイ
それから帰りに原さんにも「決まっている配役を変える為には今決まっている人以上の魅力がいるから大変なのよ。ゆきさんは今決まっている人より劣るわけではないと思う」
原さん(ToT)
今回の配役が決まるまでの1週間の辛さは
原さんがいたことで和らいだり力づけられたりしていたのでした

感動3:いよいよ仙川へ引越しか!?
お名残惜しくniwa-coyaから帰る時
カサハラ氏に「ゆきちゃんもこっちの方に住めればいいのに」とやっぱり飾りのない言葉で言われました
お世辞でも何でもないのがよくわかる 心から嬉しい

それから音楽のチャンも「マダムは遠いんだから遅くなったら家に泊まっていいよ」と言ってくれた
すげぇすげぇめっちゃ嬉しい
「マダム」って呼び方も素敵

もーうっ!引っ越しちゃうんだからっ!!

そして今朝になって「まぁ、電車で通える距離なわけだし、もう少し考えよう」と引越しに関しては冷静に考え直した次第でした。

2008年9月5日金曜日

稽古8日目

本日は音楽、衣装、美術さんがいらっしゃったので
本役が4人お休みにも関わらず無理やり頭から通しました
やればできるものです

スタッフさん達がこんなに集まっているのにはわけがある
9月13、14日
【天幕渋さ知らズ 木更津大作戦】
またはこちら
【渋さ知らズオフィシャルページ】

出ますよ~
憧れの渋さのライブに出演しちゃいます。o(^^o)(o^^)oワクワク
これだけでも今回の公演に参加して良かったと思うのです。
久しぶりに結美さんにも会える

さて 今日は第2幕の肉屋のおかみのシーン以外はほとんど十七号の女をやらせていただきました。
疲れたけれど、とても勉強になりました。ありがたい

しかし、ニセモノ屋の田中さん うまいんだわ~ ほんと、惚れ惚れします
以前私が出演させていただいた『眠る男』
で言うと武石一恵さんがやった役、なんたっけ、トリックスターみたいな
ストーリーテラーみたいな役って
私にはそれだけの技量がなくてできないだろう役を
難なくこなせてしまう役者さんて、やっぱり私は尊敬に値しちゃうわけです。

今回ニセモノ屋はいわゆるそういう物語を回す役回りなので非常に難しいし技量が問われるわけです

それから肉屋おかみの衣装案を衣装さんからお聞きしました
SEXY & ゴージャス ボディコンにピンヒールに肉屋の白衣だそうです
またかいっ!!と初対面の衣装さんに思わず突っ込んでしまうほど
やっぱりなイメージでしたorz

いや、もちろんまんざらでもないんですけどね
サザエさんみたいな衣装だったらやだなと密かに思っていたくらいだからね
でもさ~つまりマリリンモンローみたいな気分よ

2008年9月4日木曜日

稽古7日目

物事は時間が経てば経つほど
よく見えてくるものなのですね
それに人と話すことはやっぱり大事です

一昨日当日は何であんなにイライラジタバタしていたのか
ぼんやりとしかわからなかったのが
昨日のお稽古の帰りに女議員役の原さんと話をしていて
自分の苛立ちの原因が明解になりました

肉屋マダムは完全にキャラ役なんです
しかも私がいかにもやりそうな女権力者の役
一方十七号の女はこれと言ってはっきりとした特徴のない
普通のOLみたいな役 そんなに変なキャラじゃない

原さんに言われました「ユキさんどちらも行けそうですよね。今日の十七号の女もいい感じでした。肉屋は肉屋でイメージがピッタリだし」
私「ありがとうございます。でも実は肉屋はあんまりやりたくないんです。イメージが固定されていて、何を期待されているのかも良くわかっているし、今までああいう強い女の役が多かったから、今は本当は繊細な役をやりたいと思って勉強中なんです」
原さんに寄るとそれならその役をやりたいって言いふらした方がいいって

う。。。私はそういう自己主張がとても苦手なのです
でも、どんなことをやりたいかアピールしておくのはとても大事な事なのかも
ほんの少し気に留めておいてもらえばいいわけだし

さて、そういうわけで先日の私の苛立ちは
私が今現在繊細な役をやりたいと思っているにも関わらず
その望みが周囲にうまく伝わっていない(伝えていない)ために
私が今現在捨てたいと思っている固定化された強い女のイメージを
相変わらず押し付けられていることに対してだったわけです

昨日のお稽古はずっと十七号の女のシーンを
私ともう一人記者役の女性と入れ替わりで稽古しました
演出家は十七号の女をまだ確定していないようでした

代役でもやっていてとても楽しかったし
まだまだやれることがたくさんありそうなのです
出番が多いからとか準主役っぽい役だからとか
そういうのを抜きにして
稽古していて演技に夢中になれる役なのでした

せっかく代役やらせてもらえるのだから
この間だけでも演技の勉強と思って真剣にやってみようと
またキモチを新たにしたわけです よしよし

稽古中に心日庵からWS第3シーズンのお知らせが来ました
もちろん参加です。できれば週に2回
稽古との兼ね合いは後ほど考えます

2008年9月3日水曜日

稽古6日目

「私がやりたいのはこんな芝居ぢゃあないっ!」
なんて怒りに任せてmixi日記にも書いたけれど
一晩過ぎて、冷静に良く考えてみれば そう
周りの誰かのせいなんかじゃなくて
ひとえに自分の技量のなさです 反省

ドタバタが嫌なら嫌でいい
キャラ芝居が嫌いならやらなくていい
でもそれ以上に魅せられる何かを
一回一回の稽古で見せられなければ
アイデアだけのキャラ演出をつけられたって
ヘタな役者は文句は言えないのです

今日の稽古は心を入れ替えてヤサグレずにいろいろトライ
その1:嘲笑マダム
その2:ぶりぶりマダム(ニセモノ屋とできてるバージョン)
その3:中国マフィアのドン風(怒鳴ったりヒステリックになったりしないで凄みをきかせる)

ああああ、これってほとんどキャラじゃね?
心日庵で習ってることをほとんど生かせてないんじゃね?
焦るな 日はまだある
落ち着いて 稽古に臨むのです

そうそう、心日庵ではほとんど2人か多くても3人の対話の稽古しかしていないので
大人数でシーンを進める今回のパターンにちょっと動揺しちゃっているわけです
それと、相手役のお口が臭いのも問題です 彼は間違いなく歯周病です
歯医者に行って欲しいです あの匂いを嗅ぐと台詞がぶっとんじゃうんです
世の中歯周病の人が多すぎます
歯周病は臭いです 役者だって口が臭いのは良くないです 皆さん歯医者に行ってください
歯周病の検査してもらってください ( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪

で、昨日怒っていたのは演出のせいではなく お口の臭いのせいでもなく
結局mixiに書いた通り
「十七号の配役はまだ決まっていない」からと十七号に力を入れてみたが
全然その望みがなさそうなことに気づいてしまったから

早いところ吹っ切って、肉屋マダムに集中するべきなのかも
今日一日十七号頑張ってみて
だめならすっぱり諦めよう

2008年8月29日金曜日

稽古3日目

2日目の稽古ではイマイチ思ったようにできなかったので
昨日3日目はもっと頑張ってみましたが
やはりまだイマイチ

なんだろう?
以前ますみちゃんに言われた「フィルターがかかっている時がある」
というのがよくわかる
自分自身でも役との間に薄い膜が一枚あって
フィット感がどうにも良くない感じ

周りから期待されている
強く威圧感のあるイメージにとらわれすぎているのかも

もっと自由に自分を信じてやりたいのです

2008年8月26日火曜日

お稽古開始-1日目

10日間のお休みを経て、昨日いよいよ本格的に稽古場でのお稽古が始まりました

今回の作品は出演者が多く
しかもメインの数役以外はほぼ均等に台詞割りされていることもあって
出演者が大勢揃わないと成立しないシーンが多いのです

しかも私が今回演じる「肉屋のおかみ」の出番は
そういう大勢がいっぺんに出るシーンばかりなので
意気揚々と出かけた昨日はまったく本役を演じることができず
1日目から出鼻をくじかれて がっかり

でも、それは仕方ないのです
めげずに まだ女優さんの決まっていない「民生委員」の代役をやったり
台本の解釈に口出ししてみたり
結構やる気満々で参加させていただいています

お休み前に演出家に「台詞覚えて来てね」と言われたので
ガッツリ覚えていったら、メインの数人以外はほとんど台本を持ったまま稽古していて
あれ?と思いました

台詞覚えは心日庵で随分鍛えられたのでコツは掴んだみたいで
とにかく口に出すこと
おかみの台詞は8割ぐらいは入ったんだけど
何しろ喋らない待ちの時間が長いので
タイミングやらなにやら覚えにくくて大変です

それでもおかみの第一イメージは少しだけできつつある
稽古場でやってみなけりゃわからないけれど
今日2日目でどこまでできるかが勝負です

昨日稽古が終わって仙川のサイゼリヤでお茶をしながら
演出家から「前も話したけどキャスティングはまだ確定ではないから油断しないでネ。特に十七号の女は他の二人(私と女記者役の市村さん)の演技も見てみたいから」と言われたので
帰り道十七号の台詞にもトライ
俄然やる気満々 ムンッ!

不器用だから2つの役の台詞をいっぺんに覚えるなんて無理だよ~
と思っていたけれど十七号は志野やニセモノ屋との二人のシーンが多いので
割と覚えやすいのでした
いいわぁ十七号 やっぱりやりたい
特にニセモノ屋との含みのあるシーンがやりがいがあって面白そうです
というわけで ちょっとだけ頑張ってみたいのです

日曜日のオーディションも受かったので
来年春の舞台も決まったし
なんだか充実しそうでわくわくしちゃいます

2008年8月9日土曜日

『快速船』

風煉ダンス『快速船(安部公房作)』に出演します

風煉ダンスが長年の沈黙を破ってついに出港
原作/安部公房   演出/笠原真志
2008年10月 9日(木)19:00
      10日(金)14:00/19:00
      11日(土)14:00/19:00
      12日(日)12:00/17:00

せんがわ劇場
〒182-0003 東京都調布市仙川町1-21-5
03-3300-0611
http://www.sengawa-gekijo.jp/

京王線新宿駅より快速で20分、各駅停車で25分
京王線仙川駅下車徒歩3分(駅前に劇場案内板有り)

全席自由・日時指定
前売 3000円  当日 3500円
学生 2500円(学生証の提示)
(小学生以下無料)

チケット予約・問合わせ
風煉ダンス
090-6048-2858
alafura@ybb.ne.jp

チケット取扱(近日発売)
ゲッティ  http://www.confetti-web.com/

出演
寺門文人
荒井クルミ
向井千枝
リアルマッスル泉
田中晶
清水奈々絵
鈴木浩史
笹森幸
市村まゆ子
輿石悦子
飯田孝男


演奏 海猫クラブ
佐々木彩子
室舘彩
平田玲子


青山健一

STAFF
音楽/佐々木彩子
美術/青山健一・小野章
衣装/みうらゆかり・上木文代
照明/加納亮平
舞台監督/後藤恭徳
制作/風煉ダンス・林周一

協力
深川信也・有馬則純・和田康・反町鬼郎・横沢紅太郎
長谷川順子・増岡浩之・長谷川宝子・松原東洋
古谷充康・陽茂弥・柿原佑介・本城典子・松本太地
大矢紘史・井上のぞみ・界純恵
渋さ知らズ・発見の会・chon-muop・手織座

2008年8月1日金曜日

お墓参り

7月28日月曜日
やっと理生さんのお墓参りに岡谷へ行く
心の端にずっと引っかかっていたコリが
やっと柔らかくほぐれたような気分
行けて良かった

お墓参りに行って3日後の昨日
風煉ダンスの笠原さんより
次回公演の出演依頼のメールが来たのは
偶然ではないと思う

理生さんは私が本当に窮地の時に
必ず助けてくれる

お芝居なら何でもいいというわけじゃない

2008年7月20日日曜日

無邪気であること

昨日は池袋でリヤ王を読んで
また くそまじめに時間通りに行って
待たされて腹が立つのも嫌なので
早めに家を出たものの
途中靴屋で素敵なミュールを買って




それから稽古場の近くでゆっくりとラーメンを食べて
約1時間遅れで会場に到着
なめてるなぁ

実際稽古が始まったのは14時なので
判断が正しかったことで得意気

しかし、昨日は朝から調子が悪かったので
17時頃には退散しようと思っていたが
参加者の半分が途中で帰ってしまったため
17時で読み合わせは終了
そのまま居酒屋に流される気の弱い私
結局21時まで引っ張られる気の弱い私

久しぶりに田辺氏といろいろお話して
体力がないのですぐに疲れてしまったのだけれど
良かったことが一つと悪かったことが一つ
落ち込まないように悪かったことを先に書く

「2年後にルーデンスでお七を持って全国を回りたいから
2年後よろしく」と言われて喜べませんでした
嬉しそうじゃないのはきっと顔に出ていたはず
実は、その直前に田辺氏がトイレに立った際
いずみ君から「来年5月に夜長姫再演するって」と聞いていたので
その話がなくて2年後の話をするってことは
来年の夜長姫には私は出演しないということになります
多分青やん(おっきい姫)も退団しちゃったし
夜長2ndには出ていなかったいずみ君が入団したこともあるので
きっと大幅にキャスト変更をするのでしょう
夜長姫はカッキー一人
エナコはなおちゃんかな
私はお七のお庄よりも夜長のエナコの方が何倍も好きな役なので
落ち込みの度合いはかなりのものでした

けれど
いくら悲しくても
そこにしがみついていたって仕方ないし
次に進むことを考えよう
自分で出られる場所を探さなくちゃ

そして良かったこと
金曜日のWSでいいとも悪いとも何も言われない悩みを話したら
田辺氏はすぐに「あ~わかる」と

つまりこういこと
WS最初の頃から言われていた
「そこそここなしてはいるけれど、心(芯、神)と繋がっていない感じ」
という課題は
一朝一夕に改善できることではなくて
とても時間がかかるし
誰かが言葉で「こうしろ」と言って変わるものでもない
自分自身が稽古していく中で自分で気づくもの
今の技術は可もなく不可もなくで「そこそここなしている」
だからそれ以上は何を言っても仕方ないし
言いようもないのだと

すっかり納得が言った
知らん振りされてるわけじゃないことがわかっただけで
涙が出るほど嬉しいのです

そしてめちゃめちゃやる気も出てきた
そのモチベーションのまま
頭痛がする前にできれば帰りたかったよ

2008年7月12日土曜日

すかすかな感じ

昨日のお稽古は
何と言うか
すかすかな感じ

褒められもしない
叱られもしない
私のモチベーションが低いからなのか
それとも匙を投げられてるのか
ますますモチベーションが下がってしまう

ぐぅ
甘えているなぁ
依存的で被害的な考え方
すかすかなのは場ではなく私の問題

個人的には割といい感じで
そうだなぁ7割~8割がた思っていた通りにできたと思ってるのです
この7割~8割の菊池氏曰く「そこそここなしてる」感が
褒められも叱られもしない原因なのか。。

昨日はアッコさんの演技をまさに「見せつけられ」ました
水曜日クラスに移った当初
水曜日クラスのメンバーの演技にびっくりしたのが嘘のように
彼女らでさえ小さく見えてしまう程
アッコさんの演技には圧倒された

ウッチーといいアッコさんといい
レベルが全然違うのだ

彼女の演技は素敵だった
仕草、表情、間の取り方
どれを取っても目を話せない程

それでも
あんなに巧い人でさえ
残念ながら芸能界でメジャーにはなっていない
まだまだ上には上がいるってこと

来週も参加したいけど
治療がやっぱり優先。。。(_ _。)・・・シュン

2008年7月1日火曜日

うっちーと共演【WS金2-2】

先週金曜日のWSで
初めてウッチーと一緒にシーン稽古をやりました
「念願」というほどでもなかったのですが
やっぱり普段のWSメンバーとは全然違う
もうなんていうか、言葉では説明できないけれど
気迫というか 臨場感と言うべきか
繊細さ、丁寧さ
あらゆる何かが全然違うのです
それはもう本当に圧倒される程に

その歴然たる違いを体感してしまって
私は軽いショックを受けました

私は心日庵に行くようになって
自分の演技レベルを今までよりずっと
正確に知ることができるようになりました
舞台のお稽古の経験しかないので
役が身体に染み付くまでは
どうしてもうそ臭い演技で
それでも別に困らなかった
ある時期までは

周りの役者さんも程度の差はあれ大体そうだったから
特に若くて演技力のない役者さんほど
本番まで力を発揮できないことが多い
つまりは私もそういうレベルってこと

でもウッチーのような役者さんは違う
台本をもらってすぐにでも
ああいうリアルな演技ができてしまう
「かなわない」正直思ってしまった
集中力が全然違うんだ

前期のWSは調子に乗って行き過ぎてしまったし
今期のWSはミーティングともかぶるので
程ほどに出席しようと思っているのだが
この差を埋めるのには
どんだけ努力しても数年はかかるのだろうな

だけど忘れちゃいけないことは
人生も演技も人と比べない
自分らしさをもっと出せるように

2008年6月24日火曜日

俳優は演出家の愛を必要としている

昨日お能のお稽古から帰るとき
思いもかけず菊池氏から呼び止められ
今回の選考に漏れたことを
私に適した役がなかったからだと
引き続き金曜日のレッスンには来るようにと
言われました

素直にとてもとても嬉しかった
わざわざ呼びとめてくれて
気にかけていてもらえたんだと

今年の初め 短期WSで菊池氏が
「俳優はとても演出家の愛を必要としているのに」
というようなことをおっしゃっていて
その言葉に心を打たれた

切実にその通りだと思う
私達は演出家の為に演じているわけではないけれど
観客に見せる前に演出家のOKをまずはもらわなくちゃいけないし
そこに愛がなければいいものはできない
それはカメラマンと被写体の関係でも同じだと
私は思っている

私は役に選ばれなければ
演出家に愛されていないと思ってしまうし
誰よりも愛されたいと思う

それでも「俳優は演出家の愛を必要としている」という言葉で
それでいいんだなと今は思えて
少しだけほっとする

2008年6月20日金曜日

そんなに強くない

本当のことを言えば。。。。

「選考に落ちても、良かったこともありました。
私はいつも選ばれてきた側で、あまり選ばれないということはなかったから
良い経験になった。
それに夢中になりすぎてレッスン料のことも気にせずに
WSに参加し過ぎていたし、少し目が冷めて冷静になれて
もう少し落ち着いてやっていこうと思えたから、結果良かった」
と口では言っているけれど
やっぱり結構まだまだしんどくて

例えば今朝選ばれた人から
チラシ用写真撮影があるとメールが来ると
ココロのあるあたりがズキンと痛むし

WS関係の人が成功しているのを見ると
妬みに似たキモチがムクムク出てくるし

昔の劇団の先輩からDMが来て
「共演の人がとにかく凄い女優さんになって」
というのを読んで
「だから何?」と腹立たしくなるし

以前共演した男の子から
「芝居やります」と案内が来れば
「勝手にやれば?」と苛立つ

ちっともまるっきり全然余裕がないんだ

私はと言えば
お芝居 特にWS関係のことは
まるっきりやる気がなくなって
むしろ行きたくないとさえ思ってしまって
プライベートでパートナーのことを考えることに専念したり
TOEICが思いのほか高得点になったことに気を良くして
今まで朗読や台詞覚えに割いていた時間を
英語のリスニングに当てたり

まるっきりちっとも全然余裕がないんだ

現実を直視したくないし
もっと褒めそやされる世界にいたい
「なにくそ、負けるもんか!!」と思えるほど
そんなに私は強くない

Dr.には「そこではたまたま必要とされなかったかもしれないけれど
それなら必要とされる場所に行けばいい」と言われて
随分気が楽にはなったけれど

それでもやっぱりまだココロが痛いんだ

2008年6月17日火曜日

お能が好き

昨日久しぶりにお能のお稽古に出た
二週程お休みしていて 気後れもあってか
最初は「ついていけない」と感じたが
今日の分の稽古に入ったら
もう楽しくて夢中で 声の出し方も全然変わっていた
自分でもそうとわかるほど

今日はいつものお気に入りの素敵な先生でなく
第一印象苦手なタイプの別の先生でしたが
教え方が理論的で非常にわかりやすかった

ただ私は 実は最近知ったことだが
理論的なのが苦手で 上ガルとか下ガルとか意識するよりも
何度も聴いて音で覚える方が好きです

お能の謡は絶対音程でなくて相対音程
決め付けない
お能は始める前にストレッチも何もしない
普段の立ち居振舞いが全て稽古なので
ストレッチとか体操とか全然いらない

扇は結界で
扇の動き一つで自分の周りの結界を解いたり結んだりする

もう。。。
たまんないです

2008年6月15日日曜日

ノグチさん

今日ルーデンスさんからお声がけいただいて
「白鳥の歌2」の読み合せに池袋まで行ってきました
諸事情で劇団側のメンバーが到着せず
2時間ほど初対面のノグチさんと
二人っきりでのんびり世間話などをしておりました

最初はノグチさんが公園で出会った血統書つきのどうみても雑種にしか見えない犬の話でしたが
次第にお芝居や仕事の話になっていき
経験年数や年齢を聞かれたところで
いつものように驚かれ
最近見た目と実年齢の大きなギャップで
仕事もいただきにくいことなどの悩みを話していたら
「どう見ても25~26にしか見えないんだから、逆にそういう役をやればいいんだよ。その方が面白いよ」

もう、その一言でここしばらくの悩みや
先日の選考漏れでの落ち込みも
ぜーんぶ吹っ飛んだ

「サクラの樹からバラの花は咲かない」って
そうなんだよね
やっぱり自分らしさを出していくようにしていかないと

今日は2時間も待たされたけれど
全然苦じゃなかったし
かえってノグチさんとお話できて良かった

元気出たぞ!!

2008年6月10日火曜日

モチベーション


WS担当者から「水曜日は本公演の練習に使うので、金曜日に出てもらえますか?」とメールがある
つまり最終日に告知のあった「水曜日WS参加者から何名かが本公演に出られる」という選考から漏れたらしいことが推察できます

書類選考に応募していた年齢制限なしの事務所からも先ほど「今回は見送りました」と落選のお知らせが。。。
悲しいことは重なるものです

褒められて育つタイプなのに
褒められないでもモチベーションを保つ為には何か策を講じねばと思ったら
ちょうど昨日、久しぶりに髪を少し短くして
評判がいいので盛り上がっています

ほら、なかなかかわいいでしょう?
いいんだ。褒められなくたってかわいいからいいんだもーん!!
よし、来週からのWSもがんばりゅぞ

2008年6月6日金曜日

チケットノルマ

水曜日のWSの最終日に「30枚程度のノルマがあっても本公演に出たい人」と
聞かれ 思わず手を挙げてしまった
それから数日後
「ノルマがあるのに出演したいなんて、どうかしてる」
と少し考えてた

つい最近までチケットノルマには反対で
ノルマがある公演には極力出ないようにしてきた
ノルマがあると無理やりチケットを売りつけるようになって
見たくもない人が義理で見に来るようなことになって
結果的に舞台の質も下がると思っていたから

だけどここ数日いきなり考えが変わって
「30人ぐらいの観客を呼べないようでは演者として
アーティストとしてどうなの?」ってこと

主催側だって売れない役者のために
ボランティアで公演をうってるわけではない
1回の公演で最低でも30人ぐらいのお客様に
「笹森幸を観たい」と思って来てもらいたい
そうでなければ
それこそ以前TAKAEちゃんが言っていたように
「それってただの自己満足じゃないですか?」だ
もちろんただの自己満足だからやっていて悪いとは
私は思わないんだけどね

そんなわけで
目下の目標は「1公演で30人の観客に観に来てもらう」
もちろん無理やり義理で来てもらうのではなくて
「観に行きたい」と言っていただけるように

ちなみに 今時点でも何人かの方は
「幸ちゃんの舞台は観に行きたいと思ってる」と
言ってくれる人がいるんです
それはとてもとてもありがたいことなのです

感謝

2008年5月30日金曜日

チェックリスト

心日庵月曜日クラスの最終日に
チェックリストをいただきました
チェックリストと言っても
ただたくさん升目が書いてあるだけの白紙
日付と項目は自分次第

WSが終わった日から次回のWSまでの約3週間の間に
毎日欠かさずやりたいことをリストアップして
できたことは○をつける それだけの紙
これが意外に効いています

私がリストアップしたのは下記
・禁煙
・ヨガ
・1500kcal
・-100g
・睡眠7h
・外食しない
・詩の朗読

今回の月曜日のWSで
どうしても龍との問題がクローズアップされてしまって
どう取り扱えばいいのか長いこと戸惑い混乱してしまったけれど
焦って飛び込まないことに決めたらやっぱり楽になった
今日の面談でDr.からも「WSでは演技のことだけに専念し
それ以外は専門家の私と一緒にやりましょう。ここにいてくださいね」と言われたことで
とても安心できた

かといって演技する為には避けて通れないこともあるから
まずは「詩の朗読」を毎日必ずやってみることにもした
まずはリーディングライブをできるぐらいの量の龍の詩を
そらで発語できるぐらいに読み込んでみる
そこから何かが変わるかもしれないから

その時何に集中すればいいのか

2008年5月27日火曜日

龍は表に出たいのか

要するにその人に丸ごと全部預けてしまえるかどうか?である

約3週間も考えて 最終日の昨日
やっとコーチの倉持氏にきちんとお話できました
倉持氏も「そういうことだったのか。今までの幸の言動が全部納得が言った」とわかってくれました
肝心のことを話せないままにいたので
若干誤解されているのだろうとは思っていたけれど
まずは主治医に相談してから。。。と考えていたこともあって
主治医にもなかなかうまく話せないままに時間が過ぎて
結局は主治医より先に倉持氏に話すことになりましたが
やっぱり言っておかないといけないことだと思い
何故なら演技を探求していくことはとてもとてもメンタルな部分に触れる作業だと思うから
それでも「私を特別視して腫れ物に触るように扱うように」と言ってしまったような
後ろめたさは拭えません
子供の頃に転校した先々で「私は喘息なの」と言った時のように
ほんの少しだけ自慢げな劣等感

別れ際に「身体大事にしてね」と言われた挨拶が
「だから特別視するなっっつーの」と苛立った矛盾

それでもやっぱり話したことで信頼感が生まれたのは事実で
今まで私は自分の中では彼を「コーチ」としか呼んでいなかったことに気づいていましたが
昨日の夜話してからは"倉持氏"という風に菊池氏と同じ呼び方になっています

少しの居心地の悪さは感じたけれども
頑張って話して良かったし
昨日話したように
焦らずに慎重に進めていってもいいんだろうと思う

そうそう、本題は龍のことだった
今年 もう一度 心をこめて詩の朗読をやってみよう
流流とかefとか気に入った小さな場所で

2008年5月18日日曜日

構築力は天性のものか?

「構築力」の謎について
直接菊池氏に聞いてもわからなかったのが
先日(5/14)のワークショップの最中に
その菊池氏が他の人にこんな感じのことを説明していた
「『そう思っている』とか『感じている』とかそれだけじゃ観客にはわからないんですよ
だから『そう思っている』ことを観客にわかるように演技を構築しなくちゃ」
ピンポンッ!

構築力ってそういうことかと
およそ3ヶ月近くも謎だったことがこの日すっかりと解けました
おそらくかの菊池氏も図らずも構築力を説明していたことには気づかなかったことでしょう
はぁ、すっきりした

さて、それでは菊池氏が言うように
私には「構築力」があるのか?というと
それは本人としてはとっても疑わしいのです
なぜなら菊池氏が普段ワークショップ中に説明するような
「演技の構築」について私はほぼ一度たりとも意識してやったことはないのです
多分なんとなくこうやりたいと思って演じているだけで
「こうやった方が観客にわかりやすい」などと考えたことはないのです

ますみちゃんにはこのことを褒められました
「てことはそれは幸さん天性のものってことだよ」
一瞬喜んだけれど、多分使いこなせていないってことだから
放っておいたらこのまま伸びないってことです

そして嬉しいことに
いやもしかしたら不幸なことには
ワークショップで「キャリアがあるからそこそここなせている」と思われていることが
実はキャリアのせいでなく
ますみちゃん曰くの「天性のもの」である可能性が高い

そもそもこの「そこそここなせているね」という
とても褒められているとは思えないいつもの評価が非常に困る
だからいいのか悪いのかわからないし
何をどう頑張ればいいのかわかりにくいから

それでもとにかく今のままだとやっぱり「そこそここなせて」はいても
面白くはないのだから
もう少し大きく演技することをしばらくは心がけたい

そして月曜日の問題に関しては
はっきりと伝えてみること
なぜ私にばかりきつくあたるのか
少しも褒めるべきところはないのか
そのやり方では私は萎縮するだけで効果がないから
少しでも褒められるところを探してみて欲しいと

さて、そんな風に簡単に言えるのかな

2008年4月27日日曜日

あした

あした 私は君に刺されることにした

君は 遠くから
悲しみながら
ゆっくり 私に近づいて
私の白い胴体の
お臍の左少し上辺りを強く刺す

腹は熱くて
君の泣きじゃくる確かな想いが
腹に熱くて

私はほんの一瞬だけれどそれに驚いた顔をして
目を見開いて
それからゆっくり 微笑んで
君の震える体を抱きしめ
君は泣きじゃくり 顔をゆがめ
震える両手は
私の腹に刺さるナイフを硬く握りしめ 身を預け
そして泣きじゃくったまま
それでもまるで初めての 安らかな顔だった

君の安らぎが嬉しかったから
私は君に他愛ない話を聞かせることにした

前に 話したわよね。。。。。

思っていたほど上手に声は出ないけれど
息はかすれて
ナイフの先が時々私の内部で熱く痛むけれど
君がたとえ私の話を少しも聞いていなくても
私は最後まで君に話すことにもう決めていたんだ

君は何も言わなくて
ただずっと泣きじゃくって
私に何もしゃべらないでいて欲しいと願っていた

だから余計に私は
君をからかうみたいに
子供の頃の話をして聞かせていた

だって私は最後まで君に話すことにもう決めていたんだ

君を許していることを伝えたくて
私は 静かに話し続けた
高層ビルの屋上の赤い点滅ライトの話をしていた頃には
もう体のどこにも痛みは感じられなくて
私の声はもっとかすれて小さくなっていたけれど
話すほどに 呼吸は落ち着いていた

ああ 早く終わらないかな って
と最後の台詞を言い
君が小さく叫ぶのを聞いてから
私は微笑んだまま

静かに ゆっくり 目を閉じた

2008年4月25日金曜日

美輪明宏『黒蜥蜴』

2008年4月18日(金)~6月1日(日)
会場 ル テアトル銀座 by PARCO
料金 S席¥11,000 A席¥8,500 BOX席¥20,000(2名様)(全席指定・税込)
上演時間 約3時間30分予定(3幕構成・休憩2回含む)
原作 江戸川乱歩
脚本 三島由紀夫
演出・美術・衣裳 美輪明宏
出演 美輪明宏 髙嶋政宏 木村彰吾 他
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2008年4月24日に観に行きました
商業演劇はあまり観に行かないのですが
美輪さんの舞台は前から観たかったし
心日庵WS講師の倉持さんが出演していることもあり
今回観に行くこととなりました。

正直舞台としてはあまり面白くなかったんです
期待し過ぎたのかもしれない
もちろん最後まで飽きずに観ることは出来たのですが
ハッととらわれてしまうようなところがなく
舞台の作り方も一昔前の雰囲気で
出演者 特に若手のメインの役者さんたちのお仕着せな演技に辟易しました
そんな中でもやはり美輪さんはあの年齢にして妖艶な黒蜥蜴を見事に表現していたし
あの堂々とした存在感はやはり突出していました
学ぶべきところもたくさん
次回は毛皮のマリーとのこと絶対観に行かなくちゃ

終わってから倉持氏とWS仲間のフジッキー(ものまね芸人さん)と三人で飲んでいたら
元天井桟敷にいた日野さんも同じ店にやってきました

飲み会と帰りの電車の中で倉持氏と話したのが
何より有意義な一日でした

2008年4月24日木曜日

フォースと共にあれ【WS水1-1日目】


WS後、ライトセーバーで遊ぶ皆様

はっきり言って子供ですが

はっきり言ってライトセーバーはかなりかっこ良かったです

「伊藤キム+輝く未来」の初演で「蝿の王」を演った時

ドイツ人の演出家がゴミ捨て場に捨ててある大量の蛍光管を拾ってきて

コードを繋いで、ライトセーバーみたいにして誠くんと戦ったのを思いだします

いつものように一緒に帰ったますみちゃんは
ある公共施設で案内ガイドをやっているとのこと
ほんの少しでも人前で声を出す仕事ができているのは
うらやましいことだなと思いました

2008年4月23日水曜日

新居はこちら

長年愛用して来たプロバイダRimnetを解約しようと思い立ち
旧浅草半蔵邸http://www.kt.rim.or.jp/~yuki-k/の引越しをしなければならなくなりました。
しばらくこちらに住んでみて
良さそうならば本格的にお引越し

使い勝手とシンプルさはまずまずです