思いだす

2012年は
reminiscence レミニッセンス
というグループ名で活動します。

一人芝居用の脚本を女性3人で同時に演じる
岸田理生『思いだす』をやります。
6月頃に一度試演会
そして 12月末に神楽坂絵空箱にて正式公演


2012年4月28日土曜日

なんちゃって

山崎努さんの「俳優のノート」の中に
コーデリア役の若い女優さんがうまくいかなかった時
演出家(鵜山さん)が「台詞の合間に『なーんちゃって』を入れて」と指示した

というエピソードがあって
最近レミニッセンスのお稽古でそれをよく使ってみている

例えば preparationをしっかりやると
溢れんばかりに目に涙を溜めた状態で第一声を始めてしまう
そうじゃなくて preparationをしっかりやった後
わざと「なーんちゃって」と言い 一旦キモチをすっかりリセットする

みんな せっかく準備した想いを失うのが怖いのだ
だけど きれいにリセットしても 準備した想いは ちゃんとなくならない

「なーんちゃって」でにっこり笑っても
ある言葉にキックされて さっきまで準備した設定がふっと湧き上がる
それは意識して一生懸命継続している思いと違うので より自然に より印象的に現れる



それともうひとつ。。。。

例えば冒頭のシーンはどうしてもみんな印象的に作ろうとしがちなのだけれど
わざと 笑ってやったり 怒ってやったり 大泣きしながらやったり
そんな風に極端に演じてみることで いろんなものが見えてくる
自分の中に埋もれている 新しい演じ方に出会える

確かキムさんが「体の形に出会う」という表現をしていて素敵だと思ったことがある
自分の演技に出会う感じ 素敵

人間は泣きたいときは笑おうとするし
怒りたいときは隠そうとする
ネガティブな感情を無意識にごまかそうとするものなので

泣きそうなシーンではわざと笑ってみるといい
演技がより印象的に強くなる

2012年4月1日日曜日

10日ぶりのお稽古

二足の草鞋なので お稽古を毎日するわけにいかず
スタジオの予約もなかなか取れなくて
今日は10日ぶりのレミニッセンス『思いだす』のお稽古でした

今日は詩織ちゃんと二人だけだったのですが、
まずはいつもの30分簡易身訓をして
とりあえず二人で通しをし、ちょっと気になるところを小返し

待っている


黙っている

を やってみたのだけれど
って 私じゃなくて 私は見ていただけで 詩織ちゃんがやってみて
わかったことがたくさんあった

「黙っている」のところが かなりのクライマックス
次回ちゃんとここ抜きでやらなくちゃ とか

待っているって 何を待っているの?とか

ただ流してやっていてもわからないことが
構造分解して 一つ一つの行為を丁寧に繰返してお稽古していくと
物語全体が見えてくる不思議
ミクロからマクロへ

私自身のヒミツが欲しいと切に望んでいた彼女は
皮肉にもとても大きなヒミツを抱えてしまったというお話

黙っている ヒミツ

暗室の ヒミツ

『思いだす』稽古はいつでも公開しています
ちょっと見てみたいだけの人も
ちょっとやってみたいだけの人も
お気軽に東麻布のスタジオまでいらしてください。

来週の稽古は下記の通りですが 予定は結構変わります(各3時間ずつ)

04-02 21:10
04-05 20:10
04-08 21:00
04-11 19:30
04-12 20:30

2012年3月31日土曜日

『思いだす』仮予定

2012年12月末に 『思いだす』公演します。 2日間予定

出演者は3名
一人芝居用のテキストを3人でやる

私たち不器用なんで 1ヶ月稽古とかで作品作れないから
今年1月からお稽古始めた

シンプルだけど 後からじわっと来るような 深い作品にしたいです。


2012年3月15日木曜日

【稽古日誌】思いだす


2012/03/14  18:30~22:30 B1スタジオにて 参加者:YUKI、詩織
(#は思いついたアイデア)

18:30~ 身体訓練 OP:股割滑舌
19:00~ 摺足
19:30~ 休憩 準備
 preparationの仕方:
 場の情景を詳細に思い浮かべる 色、匂い、古さ、天気、気温、季節、音
 例えば その「場」に大切な人がゆっくりと現れる
 例えば その「大切な人」に向かって 言いたかった一言を投げかける

19:50~ 通し 詩織ちゃん preparation後開始
 # それぞれが 椅子・テーブル・ベッド に座っている
 # 4:30辺りの 水の音から電車の通る踏切までの間が短すぎる
 # ナレーションを機械のようなエフェクト音にしてもいいかも

3)の笑む を録音とずれてもいいからしっかりやること
4)「揺らぐ」というガイドを無音にしている理由を再確認
 「揺らぐ」という行為をするのではなく、 「思いだす」という行為の結果「揺らぐ」
6)ふと聞くは 「呟く」 「発語する」とは違うのである 
8)思いだす の前の余裕が少ない (無音追加)
 # 懺悔聴聞僧 を ばらばらにリフレイン

12)思い出したくないこと って具体的に何? 明確に想定すること
13)してみる 
 # 酒を飲む 薬を飲む、布団をかぶるを実際に行為としてやってみる
   のはいいかもしれない繰り返し繰り返し

19)立ち上がり、出て行く
 踊るのは高い位置の方がいいかも
 寝転がって自転車をこぐのは私もやった
 もっと思い切り 歌う もっともっと

23)叫ぶ で 天を仰いでいたのはなぜ?
27)のサイレンはもっと大きな音の方がリアルに飛び起きられるかもしれない
 # 報告1の前に無音挿入
 # 報告1は特にナレーターのように正しく

41かごめかごめはとても良かった
48)ゆっくりと 座る をうんとゆっくり座る
50)の長台詞 「世の中、悪い」は怒り この感情に共感する 感情を押し殺した女性
 ツイスト  怒りが噴出すると向こう側へ行ってしまう 

51)~55)までの録音は間に無音を挿入してもう少し間隔をあける
57)どうして自分が火をつけた? 理由を明確に
59)夏の音 笑い止めなくていいと思う
60)老いて行く の台詞のスピードはもっとゆっくり
  「思いだす」台詞は本当に夢見るようにうっとり 

21:05 地震(震度5)で中断 休憩

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21:30 discussion
 長台詞のところの、怒りの感情について 共感・設定・構築 についてのレクチャー

抜き稽古
24)笑う で ツイスト 確認

次回、56)~59)を丁寧にやりたい
42)~47)も51)~55)の連続も 
 # 刑務所

2012年3月7日水曜日

感じること 表現すること

「本当に感じること」 と 「感じてることを表現すること」 この2つに真摯に向き合う 丁寧に


表現するというのは
ちっちゃい子が ママンに
「ねぇねぇ、お月様食べられちゃった」って説明するのと同じこと

私たちは 安心で 安全な場所で
感じたことを 自由に 奔放に 表現していい
「虫さんいたい?」

子ども時代のように
何を言っても 否定されない安全さは
大人になった今は 誰も保障してはくれないので
自分で守る

わたしは どんなことを表現しても
誰にも否定されない
だって それは 本当に感じていることなのだから

だから まずは 本当に感じることが大切
その瞬間に本当に感じていないことを表現することなど
少なくとも 私にはできない

2012年3月1日木曜日

超絶アングラ発生技法

えっとね えっとね

今日は『思いだす』の稽古の合間 息抜きに
『オフェーリアマシーン/ハムレットマシーン』と
『ハムレットマシーン』を 超絶アングラ発声法wでやって見せたりしたよ
久しぶりに思い切りやれて 楽しかった

それと 今まで自分では いまいち理論的に何が違うのかわからなかった
台詞を粒立てて発語するやり方とか
教えているうちに随分わかった

教えることが自分自身の身につくというのは本当にそうだ
教えることで 自分はもっと学べているんだと思った

こういう機会を与えてもらえることが ありがたくて 嬉しいし 楽しい

大事なこと 大好きなこと 伝えて残して行かなくちゃって思った

理生さんのお芝居のエッセンスとか ほんの少しでも
伝承していく使命があると思った

もちろん「それはあんたじゃない」って思う人もいるだろうけど
私は私のやり方でやってっていいと思った

『思いだす』 なかなか面白くなりそうです
やることたくさんあって 時間が全然足りない


2012年2月24日金曜日

自分の感覚だけを信じる

昨日の公開稽古に初めて 参加してくれた若手の女優さんと
 稽古中に話していて気づいたこと

「自分が気持ちよくなっちゃダメだ」
「説明的な演技をするな」

こんなことを言われた経験のある役者さんは多いはず

だけどね ちょっと待って
そのままの意味でとっちゃダメ

まずは演技をする上で「しちゃいけない」ことは何もないんです。

それと 絶対的に自分の感覚を信じて
AパターンとBパターンの演技があって
どちらを取るか迷ったら
自分の腑に落ちる つまり「気持ちのいい」方を選ぶ

まずは自分が納得して
自分が心地よいと感じる方法じゃないと
観客には伝わらない
観客に伝えるために
まずは自分の中を通さなくちゃ

で 観客に伝えるためには
自分がたったいま その場で感じていることを 誰かに向かって説明して
あらゆる方法を使って
自分が感じた感覚を 誰かに伝えるの
伝えるためには何らかのactionが必要
演技(acting)って 私はそういうことだと思うのです

「自分だけ気持ち良くなるな」とか「説明的な演技をするな」ってのはそのもっとずーっと後の話

やっぱり何事も 自分の感じていることをみんなに知ってほしいっていう欲求がスタート地点でいいんじゃない?